カラーの種類は、大きく分けて3種類に分かれています。
❶アルカリカラー・・・・ヘアダイとも言います。黒髪を明るく染めるおしゃれ染め。
白髪も明るくしっかり染まります。
市販の手軽に染めれるタイプも同じです。
オーガニックカラー、ハーブカラーと謳っている物もアルカリ剤が含まれますのでアルカリカラーに分類されます。
アルカリ剤によって、髪の毛を守る引き締まったキューティクルを緩め、開きます。 浸透した薬剤は、髪の毛の中でさらにタンパク質(色素)を分解しジアミン染料と重合させます。
これが化学反応で酸化重合と言います。
白髪も茶色く染まり、黒髪も茶色に分解されます。
髪の毛の中から全体が綺麗な色に変わります。
日が経過すると、色素は抜けていき(退色)分解されたままの(ブリーチ)状態になりやすいです。
その分、キューティクルは、引き締まらないままなので手触りが悪く、保湿されず乾燥するので広がる原因になりダメージが進行していきます。
❷マニキャアタイプ・・・髪の毛の表面に色のコーティングをします。イオン吸着で取れにくいです。
酸性染料(タール系)です。化学反応はありません。イオン結合によるキューティクルに吸着します。 根元ギリギリから細かく塗りますが白髪が1mm程残ります。
黒髪は明るくなりませんが、ダメージをさせないので生えてくる髪の毛の立ち上がりが良く、
生えてくる部分と既染毛との境が線になりにくいです。
艶出し効果があり、地肌も髪も傷めませんが、ただし、アルコールを使っている人口染料です。
酸化させるなどの化学反応がないのでお肌の弱い方に良いです。
●酸性マニキュアと、弱酸性マニキュアがあります。
❸ナチュラルヘナ
天然ヘナ100%はオレンジ色で黒髪のトリートメントとして染めれます。
色味はオレンジが強いのでインディゴなどを混ぜることが多いです。
新規の方は必ずパッチテストをさせていただきます。
カラー剤の種類によってのメリット・デメリットをご理解いただいたうえで選択しましょう!!
グラデーションでは・・・・・
以前まではアルカリカラーの施術も多かったのですが、長年のお付き合いをさせて頂いてお客様の髪の毛、頭皮の変化を見てきた経験から、マニキュアタイプをお勧めすることが多くなりました。
人口染料の入ったヘナなどもしてきましたが、毛穴が汚れていくことが多く、
手触りも悪かったことから止めていきました。
地肌から塗るカラー剤は、確かに根元からしっかり染まりますが、
毛穴を汚す ⇒ 細毛 ⇒ 艶が出ない 結果になりました。
2020年末で、白髪染めヘアダイ・人口染料入りヘナの扱いを止めました。
これまでの経験でお話しさせて頂きます。
カラーをされる際、何を重点に考えていかれますか?
*ダメージさせたくない。
*明るくしたい。
*明るくしながら白髪も染めたい。
*白髪が目立たなければ良い。
*暗くても白髪を染めたい。
*先々薄毛にはなりたくない。
*艶のある髪の毛で白髪を染めたい。
などなど、カウンセリングしていくとそれぞれ希望は違います。
ただ、白髪が出てきたからといって、「わかりました! 白髪染めしましょう」
というものではありません。
白髪染めが一般では、ヘアダイ=アルカリカラーの白髪染めカラーになってしまいますが。
リスクがあります。
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オシャレ染めのカラー薬液と、白髪も染まるカラー薬液は同じパワーではありません。
白髪が黒くなるんです。 黒髪も同じ色にします。
白も黒も帳尻を合わせるくらいに分解するわけです。
それだけの分解力(パワー)のある薬液を使います。
分解力・・、元々ある色素を分解します。 ブリーチですね。
分解した色素と人工染料剤(ジアミン)を酸化重合させます。
それが希望の色味となります。
時間を置くほどしっかりと色が定着す代わりに、いつまでもアルカリ剤漬けになります。
短い時間であっても、地肌はアルカリに傾き、皮膚は緩みます。
毛穴からも、薬剤が吸収されないとは言い切れません。
体への影響も考えなくてはいけないと思います。
オシャレ染めは、長年の顧客様のみ行っております。
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【マニキュアは、当店では2種類あります。】通常の酸性マニキュア と、 弱酸性のマニキュア(ベル・ジュバンス、オリジナル弱酸性メーキングカラー)です。
取れやすいんじゃないの? とよく聞かれます。そんなことはないです。30年近くマニキャアを使ってきていますが、確かに昔は艶出し効果としてコーティング剤として使われました。
それから少しづつ白髪を染めるタイプに移行していきました。
リニューアルもあり今は、手触り良く、艶が出て、色落ちも少なくなり色持ちも良くなっております。
酸性マニキュアと、弱酸性マニキュア共に施術は同じく、根元ギリギリから塗っていきます。
細かな作業になり手間がかかります。
欠点は、1mm程白髪が残ってしまいます。
地肌を傷めることがなく、髪の毛も地毛を活かすことが出来、悪影響を及ぼしません。
アルカリ剤を使わないので髪の毛のタンパク質が壊れることはありません。
髪の毛や、肌は弱酸性です。
その為、髪の毛に合わせた弱酸性マニキュア(弱酸性メーキングカラー)を用意しております。
*確認事項・・マニキュアは、根元ギリギリからコームによる施術で染めていきます。
その為、地肌にマニキュアが付いてしまうこともあります。
慎重に施術は行っていますが難しい施術になりますのでご了承いただきたくお願いします。
地肌に付いたマニキュアはリムーバーで音しまします。
残ったとしてもシャンプー毎に消えますので悪影響はありません。
ご理解の程よろしくお願いします。
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植物カラーは、当店のネーミングです。 一般には「ヘナ」と呼ばれることが多いです。
とは言え、100%オーガニックヘナ(化粧品扱い)は白髪は染まらず、インディゴの2度塗りで茶色に染まります。
しっかり染めたい白髪は、医薬部外品扱いのカラーになります。ケミカルヘナとも言われます。
天然ヘナと、ミックスをして色出しをしていきます。
取れにくいため、少し重い色に見える場合があります。
アルカリ剤は使わず、水溶きになりますが、地肌からの塗布なので毛穴は詰まりやすいです。
スキャルプケアはして頂く方が良いと思います。
↑↑↑↑↑↑↑↑ジアミン染料入りの植物カラーも2020年を持ちまして終了しました。
ナチュラルヘナ、100%植物で染めます。 これこそオーガニックのカラーですね。
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メニューページをご確認下さい。
マニキュアの技術‼
美容室でカラーをお願いすると、所謂ヘアダイをすることが多いです。
オシャレ染めから、白髪が出てきた~、と伝えると、
白髪染めに変わっていきますね。
いつの間にか髪が傷んでいたり、
髪の毛が細くなってきてしまっていたり・・・・・。
グラデーションは、マニキュアの方が83%,
ヘナが7%,オシャレ染めが10%
比率になっております。
断然マニキュアが多いですね!
↑↑↑↑ 2021年では、マニキュア90%、ナチュラルヘナが9%、おしゃれ染め1%に変わりました。
マニキュアは、直ぐ取れるのでしょう~~~~?
言われがちですが、顧客様の方がたは、
思ったより白髪が気にならないとおっしゃいます。
デメリットとして、明るくなりません‼‼(黒髪は・・・) が。。
マニキャアにはメーカーによって色や染まりやすさ、取れやすさ、、
があるようです。
実際他社のマニキュアを試したことがありますが、
塗りにくい~~~~!
シリコン剤がいっぱい~~~~~過ぎるでしょ!
と思うことがありました。
それぞれメーカーの思いがあるのでどれが良いとかはわかりません。
長年使用しているマニキュアで私は満足して使っております。
マニキャアが持たない~~~~。。と言われる理由に、
塗り方の問題もあるかと思います。
ヘアダイに比べると、かなり細かく塗ります。
塗る時間もヘアダイに比べると時間がかかります。
ここは妥協できない部分です‼‼‼
1cmずつ表、裏、縦チェックして、生え際は念入りに塗ります。
↑↑↑↑↑ よく怒られるところなの~~~~汗
これが細かく塗れるコームなのです~~~~(*^^*)
かなり手間がかかりますので、(コストも高い)、
もしかすると料金もお高めになっているかもしれませんね。
ヘアダイは、安価で楽な作業でできます。
配色に関してはキャリアは要ります。
私の色の作り方はオリジナルです♪
25年以上はマニキュアの白髪を染めてきましたので♪
大雑把に塗る塗り方ですと色持ちは悪くなると思います。
塗り方にも技術は要るものですね。
他、カラーについての記事もご覧ください。
https://www.gradation-salon.com/category/%e3%82%ab%e3%83%a9%e3%83%bc/